今治美術家協会（越智一馬会長、１０９人）の会員作品を集めた今治美術家作品展が１８日、愛媛県今治市旭町１丁目の河野美術館で始まり、個性あふれる力作が来場者を魅了している。６月５日まで。
　１９８８年から毎年開催。今回は９０代までの１０４人が洋画、日本画、彫刻など７部門に計１１９点を出した。和紙にプリントした写真など表現手法や題材は多彩。絵画も瀬戸内しまなみ海道、造船所といった地元の風景から静物、人物、抽象画まで幅広い。
　越智会長は「作家の人柄そのものである作品と対話し、意図を読み解くと楽しい。作家だけでは地域の文化向上につながらず、多くの人に来てもらいたい」と話している。
　２１日午後２時から鑑賞会がある。問い合わせは同館＝電話０８９８（２３）３８１０。